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空港の手荷物検査

最近出張やらなんやらで空港を利用することが多のだが、
いつもいやな気分にさせられるのは手荷物検査の列だ。
検査自体は嫌ではないのだが、重い荷物を持ってあの列に並ぶのは好きではない。
新千歳は人もそれほど多くないので並ぶと言ってもたいしたことないのだが、
問題は羽田。
人が多いうえに、トラップが仕掛けられている。
うかつに短い列に並ぶと、ドアを入ってから、長い列が待ち受けていたりする。
外から見た列の長さで判断するのは危険だ。
人も空の便も年々増えていると思われるので、もっと効率よく検査をして欲しいものなのだが
検査の方はさっぱり進化しない。
たとえば、検査場前の100円ショップで売ってそうなトレイ。
みんなこれに、携帯電話やら財布やら、体に身につけているとひっかかりそうなものを
入れてから検査に向かうのだが、検査場の直前にある上、列に並びながらなので、
大変な状況になっている。列は少しずつでも進んでいるわけで、そんな状況で
おみやげやらなんらやを持っている客に、更に、身につけたものをそのトレイに
入れさせて検査を受けるまで持っていろというのだ。人間の手は2本しか無いということを
彼らは理解しているのだろうか?
おまけに、パソコンは取り出せだのペットボトルは取り出せだのと言うものだから、
かばんに、おみやげ袋に、パソコンにペットボトルに携帯電話などを入れたトレイに….
冬は更にコートまでもって検査場の列並ぶことになる。
そんな状態の客に、荷物をあずける際にチケットを見せろと突然言うのだが、
知っていれば、すぐにチケットを出す用意はしているが、
知らないおばさんたちは、両手がふさがったままあたふたとチケットを探す事になる。
でもって、検査場前はごったがえすだけでちっとも列は進まない。
実は、そういうものは全部鞄に入れてしまえばすんでしまうわけで、
私はパソコン以外は全部あらかじめ鞄に入れている。
ペットボトルもいちいち取り出す必要は無く、鞄にいれておけば良い。
ときどき、鞄から出して検査させてほしいと言われるが、時間がかかるものでもなく
検査全体のスピードが落ちるわけでもないので、そのほうがずっと良い。
それに、最近は、鞄から出せと言われることはほとんどない。
(つまりペットボトルの検査なんてまったくあてにならないと思った方が良い)
あんなトレイを置いておくから、みんな知らずにトレイに入れて手がふさがってしまうわけだから
鞄に入れるという方法があるという事をアナウンスするなりすれば良いのに….と思う。
そんな中、今回から、AirDO(ANA)もQRコードによる、効率化のシステムが導入された。
いちいち検査官にチケットを見せずにQRコードをかざすだけ。
しかも、そこでQRコードをかざすということは事前にアナウンスされるので、
ほとんどの人がちゃんとQRコードのついた整理券を持ってならんでいるので効率がよい。
これは、検査場だけでなく、搭乗ゲートでも使うもので、とにかくバーコードだけで
最後までいけるようになったわけだ。
バーコードは、紙で持っている人が多いが、IC付き携帯も使えるらしいので、
携帯を使う人が増えれば紙の節約にもなるのかもしれない。
(バーコードをかざすと別の紙が出てくるのでならないかもしれないが….)
多少は効率良くなるのかと思ったら、まだ始まったばかりで「人」の方がシステムに
ついていけてない。
客は意外とまごつかないでうまくこなしているひとが多のだが、
ついていっていないのは空港関係者の方だ。
行きのAirDoの女性は、搭乗ゲートでいちいち客からバーコードを受け取って
自分でかざしていた。
客自身が使うから速いのを、その女性が受け取ってひっくり返してかざして
客に返すという事を繰り返す。その度に「ありがとうございます」と丁寧に
挨拶するものだから、かえって効率が悪い。
さすがに途中から、男の係員に言われてその行為をやめたが、とたんに列の流れが
スムーズになった。
羽田の検査場の検査官はもっとアホだ。
彼の仕事は客の荷物を受け取り、トレイに乗せて検査機を流す事なのだが、
そいつが、毎回台の向う側から、出てきて客からチケットを受け取り、
自分でQRコードをかざして、出てくる整理券を客に渡した後、
ようやく自分の仕事である荷物をトレイにのせて….という事をやっている。
客の方もまだ慣れていないし、前の客がそうさせられるものだから、
目の前にある読み取り機にQRコードをかざさずに手で持っているだけ。
読み取り機は、客自身がかざすことを想定しているので、台のこっち
係員の持ち場は台のあっち。行ったり来たりで馬鹿みたいだ。
案の定、私が並んだこの列は、他の列の1.5倍は進むのが遅い。
コンベアの上をほとんど荷物が流れていないのだ。
仕方ないから、私は自分でQRコードをかざして、後に続く人に見本を見せようと
思ったのだが、その私に、そのアホ係員はチケットを見せろと言ってきた。
「これはもう読み取り機にかけてその段階でチェックされているから
 おまえなんかに見せる必要は無いんだ」と言ってやろうかとおもったが、
アホの事だから、下手な事をいって、そこで言い合いになって後ろの客に
迷惑がかかるのも心配だったので、ぐっとこらえて言うとおりにした。
結局、私の善意もむなしく、後ろの客も同じようにして、結局この列に
ならんだ客は、他の列よりずっと待たされることになるのか….
一応、検査機の後ろに控えている検査官に、「彼はシステムを理解していないようだから
そのせいでこの列はすすみが遅いので、何とかした方が良いよ。」と言っておいたが、
なんとかする様子はなかった。
かくして、羽田空港の検査場は、いくらシステムを改良したところで、「人」がついていけなければ
状況は改善されないという良い例となっている。
彼らと、無愛想に生ビール売ってるお姉ちゃんは、羽田空港になんとかしてほしい二大問題点だが、
そこいくと、AirDoのCAさんのにこやかな対応は心が和む。

はじめ

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