家を建てる時に、いくつかの事情からガレージを見送ってから、20年以上、ずっと野天駐車スペースを続けていた我が家ですが、昨年ようやく、カーポートという形で、駐車スペースに屋根ができました。
もっと早く建てていればという思いと、昨年で良かったという思いがあります。
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探せばもっとあると思うけど、今だいたい思いつくのはこんな感じ。
書いてみて思ったのは、もっと早ければというのは、カーポートのメリットってことになりますね。カーポートのメリットはかなりシンプルです。いろいろな苦労が減って、人間と車への負担が減るということです。
これは、みなさん悩むところかと思います。我が家も最初は車庫という話をしていました。周りの家は車庫が多いですし、当時は今みたいに積雪に強いカーポートが無かった為か、そもそも、北海道でカーポートという発想はありませんでした。住宅の床下が車庫兼用になっている住宅も多かったのですが、我が家の場合妻の膝があまりよくなかったり、義母も高齢になりつつあり、またピアノ教室という事もあって、家に入るのに毎回階段を上り下りする形は選択肢としてはありませんでしたから、家の横にカスケードガレージを置くかどうかという話になっていました。結局諸事情でとりあえず野天ということになり、そのまま20年経ってしまった感じです。
そして、ある程度庭が落ち着いて、そろそろと思った時には、カーポートという選択肢が選べるようになっていたというわけです。その間に、いくつも雪でつぶれたカスケードガレージを見ていたので、閉所恐怖症の私は、やはり車庫よりカーポートがいいなぁと思う様になっていました。それと、カーポートも少なからずあるのですが、野天に比べると駐車スペースがどうしても狭くなり、柱などもじゃまだし、駐車が大変になるのですよね。それが車庫だと更に大変。また、もし車庫だったら、生徒さんの分のスペースは野天のままだったと思いますし、2台分の車庫は高いし、建てたとしても、車庫はカーポートよりプライベート感が強くて、生徒さんも入れづらいだろうなとは思います。実際自宅に車庫を持っている人は夏には車庫に車をいれず、車庫前に駐車している人が多いようですが、それだけ車庫入れは面倒だそうです。
屋根には車を守る意味もあるのですから、折角車庫を作っても、夏は青空だったら、もったいないですよね。
雪にはどうかというと、そりゃ車庫の方がいいです。何しろ閉めてしまえば、雪はいらないですからね。自宅と一体になっているものなら、つぶれる心配も無いし、雪下ろしの必要も無いです。(自宅の雪下ろしは大変みたいですけど、それは車庫があっても無くても同じですから)
カーポートは結構雪吹き込みます。私は両サイドにネットを張りましたが、それでも、前後は丸明きですから、吹き込みます。でも、雪の多いこの地域でも、箒で掃いて済むくらいの量です。(実際箒は使いませんけど) 屋根があるだけで結構温度もキープできるのか、車のフロントグラスもあまり凍りませんし、ワイパーも上げなくても大丈夫ではないかと思うくらいです。
雪下ろしは、昨日、人生初の雪下ろしをしました。初体験でしたからね。怖かったですよ。下からみたら、せいぜい2mくらいだし、我が家の脚立で十分登れるくらいなので、たいしたことないと思っていたのですけど、いざ上に上がってみると、怖かったです。どこが端っこだかわからないから、恐る恐る端から雪を落としていったのですが、途中でちょっと固くなっていたところをスコップでぐいっと押したら、その反動でカーポート自体が揺れまして、もちろんカーポートの屋根の中央あたりに居たのですが、それでも怖かったです。慣れた人はママさんダンプを上に上げて、手早く卸すのですが、昨日の私には無理でした。結局午前中3時間半くらい除雪してから、午後に着手したため、腰が辛かったこともあり、最後は座り込んでスコップでおろしました。ウッドデッキの雪かきなんかもそうですが、雪ってなるべく上下移動させずにスライドさせたほうが楽なので、中腰で作業するより、座ってしまったほうが実際楽なのです。高さが2mもありますから、スコップでホイっとすくって端へ投げるだけでおろせます。慣れない人がダンプつかうとダンプごと転落なんてこともありますから、座り雪下ろしはお勧めかも。
話があらぬ方向へ行ってしまった感もありますが、今の私は車庫ではなくて、カーポートで良かったと思っています。
年に1度で済みそうですから、まぁ、昨日の方法で十分だとは思いますが、できれば屋根に上りたくないとは思っています。
で、昨日やってみて思ったのですが、70cmくらいのうち、上半分くらいは、降ったばかりの雪で、結構軽かったです。そう考えると、降って時間が経っていない雪は、わざわざ上にのぼらなくても、下からいけるんじゃないかと。
そこで考えたのが、これ。
似たようなもので、数年前の大量カーポートつぶれがあったときに、売り切れ続出の先に確度が付いているものもありますが、我が家の様なフラットな屋根のカーポートにはその確度はかえってじゃまに思えます。もちろん、カーポートの横に立って、こんなまっすぐな棒持っていても何の役にも経ちませんが、脚立に乗って使えば十分使えそうです。欲を出さずに表面の軽いところだけ除雪しても、こまめにやればカーポートに雪が積もるのを抑えられ、もしかしたら、春まで持たせられるかもと思います。 実は、今回屋根に上る前に、何回か脚立で気になるところだけ落としたのですが、長さのあるものとしては、つらら落としと雪はねがあって、それを使ってみたのですが、手前の方は案外落とせました。ただ、雪はねは雪を掻くようにはなっていないので、やりづらいし短いし、つらら落としは十分な長さがあるものの、先端が更に平らな板なので、突き刺さるだけで雪を持ってくることができず歯がゆい思いをしました。
そんなわけで、とりあえず、今この棒がAmazonのカートに入っているのですが、つらら落としの先端に何か板のようなものをつければ自作できるかもとも思っていて、レジに進んでません。北海道の人間は、雪に対する備えは自分の命をまもるに等しいところがあるので、あまりこういうものにお金を惜しまない傾向にあると思いますし、除雪道具の中ではそれほど高いものでは無いのですが、流石に昨日雪下ろしをして、今は何の心配もないので、躊躇っています。 自作してもこれより高くなってしまうかもしれませんから、買おうかなぁ。
もっとも、屋根にのぼらないから転落の心配がないというわけでもなく、これを使っても脚立から転落って心配はあるでしょうけど、脚立で作業できるならかなり精神的には楽です。(昨日実際にそう感じました)