人生初TOEIC

「50になってから英語リベンジ」計画の first step として、本日TOEICの試験を受けてきました。

英語とは直接関係無いのですが、余市に住んでて毎日自宅で仕事していると、外の空気に触れる機会はあまり多くないのですが、多くの若者が真剣に向き合っている姿にちょっと感動。私もこのくらいの歳の頃にもっとしっかりやっておきたかったなぁと思っても後の祭りなんですよね。

今日は体力的にあまり長く書けないので、後日の為にポイントだけメモします。

  • どんな風な試験なのか
  • 一言で言えば、英語を聞いたり読んだりして、瞬間的に選択肢から正解を選ぶという瞬発力が問われる試験です。考えている時間はありません。
  • 構成はこちら http://www.toeic.or.jp/toeic/about/tests/
  • 最初の45分間は、リスニングセクションなので、スピーカーからどんどん問題と選択肢が待ったなしで押し寄せてきます。引っかかったらパスするしかなく、あとでやり直すなんて無理です。でも逆に言えば、流れに乗れれば自分で時間管理する必要が無いので、楽というか安心です。
  • リスニングセクションが終わると、何の合図も無しに、リーディングセクションに入ります。リーディングの間は音声に引っ張られているので、いきなり「後はよろしく!」って放り出される様な感覚を覚えます。
  • リーディングセクションは、自分で時間配分をしなければならないのですが、私の場合は、配分するなんて余裕も無く、ひたすら順番に解いていくしかありませんでした。ただ1問1分とか考えてわからなければパスするようにしました。問題の内容から言って1分も考えてわからないのは何分考えてもわからない可能性が高いと思いました。 Part5は40問あるので、仮に全部1分考えていたら、それだけで40分なので、Part6,7の時間がなくなっちゃいます。
  • Part5は、まだ気持ち的には楽ですが、Part6 になると、あれれ…って感じになってきて、Part7 になると、うぎゃ!っとなります。ただ、Part6,7 は文章が長いので、時間さえあれば回答に辿り着ける可能性は高く、ほんと皆さん仰るように時間との戦いですね。 焦りを減らすという意味では、6,7 を先にやってしまって、残り30分になってから、Part5をやったほうがいいのかなぁなどと思いました。
  • 会場について
    • 今回は北海学園でした。
    • 1時間ほど前についたので、TOEIC会場の案内はあったものの係の人はいませんでした。会場が結構奥の奥って感じで、外のベンチで待っている人がいましたが、受付の場所まで行っておいたほうが良いです。中の方が涼しいし、椅子もあるし水も飲めるしトイレもあるので、あずましいです。1Lの牛乳パックをどかっと置いてiPhoneで勉強している子もいましたが、彼はトイレ大丈夫だったのかなぁ。
    • 北海学園大学は、地下鉄駅からいきなり構内に入れるので便利ですね。
    • 受付時間ぎりぎりに付くより、30分くらい前についてゆっくりしていたほうが良さそうです。
    • そうそう、前の男の子がシャープペン一本だけで、私は「芯がうまく出なくなったらどうするんだろう」とか心配していたのですが、けっこうシャープ一本だけという人が多いようでした。それだけシャープペンの信頼性が上がっているのか、高価なシャープを使っているのか、シャープペンというものが庶民でも使えるようになったのは私が小学生の時なのですが、すぐに詰まったり、やたらと芯が折れたりした記憶が残っていて私はそこまで信じられません。で、透明な筆箱にゴルフとかに使う羽のついたマークシート用の鉛筆と、昔流行ったロケットえんぴつというのを数本入れて使おうと思ったのですが、係の人が来て、「ふでばこはかばんにしまってください」と言われてしまいました。シャープしか出していな人が多いのはそういう事だったのですね。カンニング対策かもしれませんが、自分の脳力を測る試験でカンニングしても誰の得にもならないと思うのですが、ちょっとやりすぎじゃないでしょうかね。筆箱落としたりしたらうるさいとかそっちなのかな。
  • トイレについて
    • 12:30 頃から 15:30 くらいまでトイレ無しで拘束されますので、心配になりますね。最初のリスニングセクションの間は絶対トイレに行かしてもらえないでしょうし、リーディングセクションでも、トイレに行きたい人は挙手してくださいみたいな優しい案内は一切ありませんでした。行けるとは思うんですが、戻ってこれるのかどうか。
    • ただ、会社の会議とかだと3時間ぶっとおしみたいなのもあるので、事前にちゃんとすませておけば大丈夫なレベルです。 それより、どんな試験もそうですが、体調管理の方が大事ですね。GPでは受験は無理でしょうし。
    • 私は朝食カップラーメン、10時30分ごろにおにぎり一つ、あとは、熱中症対策用のドリンクってのが売ってたのでそれをチビチビって感じで、大丈夫でした。
  • 環境について
    • リスニングもばっちり聞こえましたし、変な受験生?も居ないし、とっても良かったです。
    • ただし、大学のあの椅子(ペラペラの板をパタンと倒すタイプ)は、老人には辛いです。リスニングが終わる頃から腰が痛くて、痛くて…
    • あと、クーラー無かったです。外の音が入ってきてもまずいってんで、窓も閉めきっちゃうので暑いのなんのって。夏季の特例としてペットボトルは机の上に出して置いて途中飲んでも良いですって事でしたが、解答用紙汚したら嫌だし、結局飲みませんでした。
  • 何が必要か
    • 人によって違うと思いますが…
    • とにかく語彙力が無ければ話になりません。 この単語の意味は…なんて引っかかってしまったらパスするしかないです。文脈から判断…なんてしてる時間無いです。
    • 次に瞬発力です。英文を見ながら聞いて理解できる程度では歯が立ちません。当然かもしれませんが、聞きながら聞いた順に理解できなければダメですね。読む方も同じで読みながらすっと頭にイメージが作れないとだめでしょう。戻るとか読みなおすとかあり得ないです。
    • 根拠のある自信。無い自信。根拠があったほうが良いですが、焦ったらまったく頭に入ってきませんから、無くても自信は必要です。私はSkypeの英会話のレッスンで毎日講師が問題を出してくれていたので、わからないながらも焦ることなくなんとなく落ち着いていられました。なので、焦らなければ解けたのにぃということは無かったです。逆に言えば実力不足で解けなかったということがはっきりしたとも言える。
    • Skype英会話レッスン。一番の目的はモチベーションの維持ですが、仕事とかで英語を使っている人であればいらないかも。私はたまたま良い先生に出会えたので、平日はほぼ毎日30分レッスンしてもらっています。教材もあるのですが、彼独自のカリキュラムでやってくれるのでおまかせです。TOEICの話しはしていなかったのですが、Youtube とか Mp3 とかを使って、聞いた後に、設問に答えるみたいなのをやってくれるので、TOEICにも役立ちました。フィリピンの学生さんなのですが、人間的にも好きなので、彼が講師を続けている間はレッスンを受けたいなぁ。
    • 英語とは関係ないけど、受験の時は首と腰に湿布貼っておいたほうが良いかも。ただし周りに迷惑なので匂いがしないやつ。
  • 自分が今やっていること
    • Skype英会話
    • iKnow を毎日 (ちょっとずつ)
    • スマホアプリの、エクタンを毎日 (10単語x10セクションだけ)
    • DUO 3.0  ※仕事が忙しくてまだ時間がある時に流し聞きするだけ
    • Duolingo ※ようやく日本語->英語 が出たので試し中だが、I am a boy みたいなところで、スマホ操作でちょっとでも間違えただけで先に行かせてくれいないので、やる気なくなりそう。音声認識の発音チェックもあるのだが、どう発音しても、「The」を認識してくれず、めげてる。 Skype英会話では、「発音は結構良いよ」って言ってもらえてるんだけどなぁ…
  • その他
    • もちろん文法は大事だと思うのですが、まずは単語覚えなきゃってところですね。 ただ、単語だけでもやっぱりダメで、知っている単語が並んでいるだけの文章でも、まったくイメージがわかないものも結構あります。そのあたりは文法を使って読解しつつ、やはり、習うより慣れろの精神というか、多くの文章に触れる必要があるなぁと思いました。その効率を上げるのが、語彙力と文法力ってことになるのかな。

    最後に、いい歳のおっさんが、今更こんな事できるのは、周囲の理解があっての事だと思います。Skype英会話中は妻にはいろいろ迷惑かけているみたいだし、この歳になってこんなことやってるのよって話しても笑う事なく、応援してくれる友人にも恵まれていると思います。私にとって英語というのはコミュニケーションの手段ですから、英語であっても日本語であっても、家族や友人達といろいろな話ができるという事が一番大切なのかもしれないです。いくら英作文ができたって、自分が何を言いたいのかが無ければ意味がありませんからね。 Skypeの英会話でも、「今日見聞きしたニュースで一番印象に残っているのは何?」とか訊かれたりするのですが、仕事が忙しくてまともにニュースも見ていなかったりすると全然答えられなくて、あぁ自分は今つまらない人間になっているなぁとか思ってしまいます。そういう意味では英語を学ぶことを通して、社会の中でちゃんと生きるということを見直すきっかけにもなっているのかもしれません。

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