SUICA利用可能で便利になったバスと、相変わらず不便なJR北海道

久しぶりに仕事で札幌に出た。会社まで札幌駅からバスで行く事になるのだが、私はあまりバスが好きではなかった。時間が読みづらいし、小銭を用意しなければならないからだ。 何度乗っても、バスを降りる時にお金を払う事を考えると憂鬱になる。バスは揺れるので止まるまで席を立たないようにアナウンスされるから、バス停に着くや伊那や、さっと立ち上がって出口まで行って、小銭を間違えずに、正確に、素早やく払わなければならないというのはかなりのプレッシャーだ。特に、荷物が多い時、なれない路線で料金がはっきりとわからない時、小銭を持っていない時、大勢の客が降りるバス亭で自分の後ろに他の降りる客が並んでいる時、逆に降りる客が自分だけの場合など、様々なプレッシャーがのしかかってくる。 そこへ行くと、電車は、駅で切符を買って改札を通れば、降りるときは、切符を改札に入れるか駅員(ワンマンなら運転手)に渡すだけなので、かなり気が楽である。

それが、今日は完全に逆転した。 中央バスがSUICA 対応したので、乗る時におサイフ携帯でピ!、降りるときにもピ!でおしまいの、超簡単になってしまった。料金がわからなくても、それに応じた小銭を用意する必要もなくなり、やはり ピ! だけだ。

ところが、バスですら対応しているのに、SUICA(北海道ではKITAKA)を出しているJRは全く対応する気配が無い。 もちろん札幌駅側は対応しているのだが、余市駅が対応していない為に、結局、余市で乗り降りする私はまったく、SUICAが使えないのだ。 SUICAの端末が駅にしか設置できないものなのであれば、そういうものかと思うのだが、バスが対応している以上、移動体でも設置可能なものだということがはっきりしてしまったので、JRでSUICAが使えないのは、JRの怠慢だという事になる。 というよりも、バス1台1台に設置できるのであれば、余市駅に機械を設置することくらい、簡単なはずだ。 内地では無人駅でも、SUICAの端末が改札にあって、それにピ!で出られるのだ。不正してピ!しなかったら、ちゃんと精算するまでそのSUICAは使えなくなるので、無人駅でも、みんなちゃんとピ!とする事になるから問題ないと思う。

そんなわけで、札幌で、「バスが便利になって良かったなぁ」と実感した後の、帰り、JRで相変わらず切符を使わなければならず、JR北海道には、かなりがっかりした一日であった。おまけに列車が遅延。 火災事故も続いているし、幹線以外はどんどん廃線にしたがっているみたいだし、大丈夫なのだろうか…

カテゴリー: ZAKKI パーマリンク