はちみつ リベンジ

はちみつは、糖分ではあるけど、体に良いものとされている。

小学生の頃の給食で、パンに塗るものとして、小さなプラスチックの容器に入ったものが良く出た事を覚えている。頭のところが丸くなっていて、その部分をくるくると回して引きちぎって使う様になっていた。 子供の頃から、特別好きだというわけでは無いが、どちらかというと好きだったのだが、おとなになってからはあまり食べる機会は無かった。

一番の理由は、「べたべたな感じ」で、どうも子供の頃に家にあった、赤いキャップの蜂蜜イメージがいけないような気がする。あぁいうのを最近では雑蜜などと呼ぶらしいが、純粋な蜂蜜ではなく、かなり混ざりものが入っているそう。そのせいか、あるいはあの容器のせいか、家の中で常にベタベタしていて、しかも、あまり誰も食べないものだから、いつまでもあって、そのうち白くなるか硬くなってしまって捨てられてしまうという運命にあるように思う。あれを、何回も買う家庭ってあるんだろうか?

そんな感じでイメージはあまり良くないのだが、それは、はちみつそのものというよりも、容器による影響が大きいし、はちみつだと思って食べていたものが、実ははちみつではなかったと言うことによる影響も大きいのだ。

なにかの機会に改めて本物の蜂蜜を食べてみると、これが実に美味い!で、蜂蜜買おうかなと思うのだが、ベタベタの記憶が蘇ってきて、躊躇しまうのだ。

それを打ち破ったのが、固形蜂蜜なるもので、これを見つけた時はすごく嬉しかった。これぞ蜂蜜といった味が、ベタベタの心配を全くすることなく食べれるし、保存してもベタベタになったり硬くなったりする問題無い。それ以前に美味しいからいつまでも保存されているなんてことは無いのだ。

で、固形蜂蜜で壁を破った私としては、次なるステップとして、やはり、リベンジ (非固形)蜂蜜である。リベンジの作戦としては2つ。

  1. 本物の蜂蜜であること
  2. ベタベタにならないこと

1)は、最近ではインターネットのおかげで手軽に本物の蜂蜜が買えるので問題はない。あるとすれば、いくら本物だといっても、あんまり高いのは買えないってことくらい。となると、問題は2)をどうするかである。 本物ならあれほどベタベタにならないのかもしれないが、念には念を入れる必要がある。 まず、スーパーで売っているような容器は除外しよう。こんな自体である、何かベタベタにならない特殊な容器に入った蜂蜜が売っているかもしれない、などと思いながら探していると、最初に見つかったのが、蜂蜜スプーン(ハニースプーン)なるもの。容器ではないが、容器から蜂蜜をうまく取り出す為のものらしい。棒の先にとぐろを巻いた針金がついているだけのシンプルなもので、どこかで見たことがある。ある程度の量を瓶から取り出すのには良さそうだが、ちょっとだけ使いたい時にはいまいちな感じ。それに瓶から取り出すときに蜂蜜が糸を引くように切れずに結局容器がベタベタになりそう。こういうのを使う場合、容器の蓋は缶とかプラのキャップになっているものなのだろうが、その蓋はいかにもベタベタになりそうだ。

で、次に発見したのが、ハニーディスペンサーなるもの。これはすごい。容器から直接蜂蜜を使いたいだけ出せるのだ。これこれ。こういうのが欲しかったんですよ。で、調べてみると大きく2種類あって、上から出すのと下から出すの。洒落た感じのものは下から出すものが多いのだが、構造上本体の他に台のようなものが必要だ。食卓に置きっぱなしの場合は良いが、ちょっと別の部屋で使いたい時とかは不便そう。それに結局台がベタベタになるんじゃないの?という疑問あり。逆に、上から出すタイプは、そういう心配は無いものの、本当に綺麗に出せるの?という根本的な疑問がある。口のところがベタベタになるんじゃないかという心配だ。で、レビューを読んでみると、「シュパッと切れます」との事。そういうコメントをしている人が何人か居たので、それを信じて買ってみることにした。

さて、いろいろあるけどどれを買おうかな。最初陶器のものがよさそうだと思ったんだけど、中身が見えないってのもなぁ…それに蓋がプラスチックでがっかりしたってコメントもちらほら。ガラスのは洒落ているんだけど、取り扱いに必要以上に神経使いそうだなぁとか思ってると、すごいものを発見してしまった。プラスチックではあるがディスペンサーになっていて、しかも、本物の蜂蜜が入っているもの。要するに、ディスペンサー付き蜂蜜なのだ。なんで簡単に見つからなかったかというと、ディスペンサー付きではなく、ピッチャー入りって書いてあったから。しかも、値段も1000円という安さ。ディスペンサーだけでもそれより高いのに、蜂蜜つきでこの値段は買いでしょう。と、ぽちっとしてしまった。

さて、商品が届いて、思った以上に良かったです。まず蜂蜜が美味しかった。そして、ディスペンサー(ピッチャー)がすごく使いやすいし、まったくベタベタにならない。ほんとうに、「シュパッ!」と蜂蜜が切れるので、小匙半分とかでもピタっと使える。例えばクラッカーにちょこっとのせたいなんてことも難なくできてしまうし、ちょっと喉が痛いような時に、ティースプーンにちょっとだけ取って舐めるなんてことも簡単。もちろん、トーストに蜂蜜で線を書く事もちゃんとできます。(絵も描けるかも)

ちなみにこれ、蜂蜜が無くなったら、付け替え用の蜂蜜だけってのも売っているんだけど、20円しか違わないから、絶対ピッチャー入りを買っちゃうと思う。それに、空になったら、他の蜂蜜を買ってこれに移し替えて食べる計画なんだよね。眉唾なんだけど、ダイエットに良い蜂蜜とかいろいろあるらしい。

ちなみに、もっと気軽に蜂蜜を楽しみたい人には、杉養蜂園の、ゆず蜜がお勧めかも。純粋な蜂蜜ではないけど、蜂蜜自体は本物で、それに柚子の果汁が入っている。容器がよくできているのか、蜂蜜の固さが丁度良いのか、ベタベタになることもない。我が家ではみかこさんが、これをお湯で割って飲んでいる。(仕事柄喉に負担がかかるので、これが良いらしい)

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