M-241 GPS再び

 

以前、DG-100 というGPSロガーを使っていたのだが、最近はあまり使わなくなってしまった。
しかし、iPhoneなどスマートフォン系の写真が増えて来たり、CASIOの、CASIO デジタルカメラ EXILIM EX-H20G の様な凄いコンデジが出てきたりして、ジオタグ付きの写真が世の中に増えつつある。 おまけに、Google Earth などでは、ジオタグ付きの写真をドロップするだけで、その場所へ飛んでいってくれたりして、ジオタグの活用範囲もどんどん増えてきているようだ。

そんな流れの中で、そろそろ撮影した写真にジオタグを埋め込んでおこうと思い、GPSロガーを再検討した。 DG-100 を使えば済むのであるが、Windows 7 x64 にしてからそれまで使っていたツールが使えなかったりして不便だったりして、新たにM-241 を買うことにした。

GPSロガーの一番の欠点?は、「それ単体ではつまらない」という点で、LEDランプが付くだけで、メモリとバッテリーのあるかぎり、唯、静かに位置を記録し続けるだけの小箱は、それがその小箱の使命であるにせよ、面白みが無いのである。

それが、DG-100からM-241 へ乗り換えた理由の一番なのだが、M-241には、液晶ディスプレイがついていて、時刻や位置、速度などの情報が表示されるし、M-241自体の設定もできる。(DG-100はPCのユーティリティを使わないと設定すらできない)

M-241を飛行機や新幹線に持ち込んで(bluetoothはオフにできる)、速度を表示させて楽しんでいる映像がYoutubeなんかに見られるが、ロガー単体で楽しめるというのはGoodだ。速度を表示させて何が楽しいかってのはあるかもしれないが、実際やってみると楽しいし、なにより、ロガーがちゃんと動いているという確認になるので、DG-100みたいに、自宅に帰ってデータを取り込んでみたら、ダメダメだったとか、メモリフルで途中までだったとかといったがっかりがかなり防げそうだ。

そして、時刻が表示されるという点がとっても良いのだが、写真にジオタグを埋め込む作業は、GPSログの時刻と、写真の撮影日時をマッチングさせて行うことになるのだが、時刻がずれていれば、位置もずれるわけで、カメラの時計を正確に合わせるかという事になる。DG-100には表示機能が無いので、別途電波時計などを使って時刻合わせが必要だが、M-241は、何しろロガー自体が時刻を表示しているのだから、それだけでカメラの時刻とログの時刻をピタリと合わせることができるわけだ。

他、Bluetooth機能もあって、PCへデータを取り込むのに、いちいちUSB接続しなくて良いという点も気に入ったのだが、残念ながら、Win7 x64 では、単にドライバーとアプリをインストールしただけではだめみたいだ。 場合によっては、XPモードを使う事になるが、何しろまだマニュアルもまともに読んでいないので、これからおいおい設定していくこととする。

次回は、実際に使用してのレポートができるかな。

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Bluetoothについて補足

結論から言うと、Win7 x64 でも全く問題無くつながった。

COMポートがわからなかったのだが、これは、BlueTooth側のManagerで確認できた。デフォルトだと、BlueToothの接続では、COM40 に繋がってしまう。 以前は無かったようだが、最近の製品は、ezTourというアプリのシリアルがついてくるので、これを使って、COM40を指定すれば、あっさり繋がってしまった。 伝統的?には、Holux_Logger_Utilityなる、恐ろしく使いにくそうなアプリを使う事になるようで、マニュアルにもそのアプリの説明しか無いのだが、それとか、リアルタイムに衛星情報を表示するGpsViewerといったアプリは、COM40なんてポートは指定できない。BlueToothを切断して一旦接続設定を削除してから、マニュアルで、COM5あたりで接続設定を作って接続しなおせば、全ユーティリティで接続できた。

なお、Holux_Logger_Utilityは、製品添付のCDには入っていない。
使わないかもしれないが、写真へのジオタグ設定機能なんかもあるようだし、
zeTourが大げさだという場合には良いかもしれないので、
http://www.gpscute.com/m241manual.html
から取得した。本家は、
http://www.holux.com/JCore/en/products/products_download.jsp?pno=341
の様だ。

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