車中泊のマット再考

車中泊で、シュラフの下のマットについて、フリードの場合は、シートではなく、荷室の床面にシュラフを敷いて寝ることになるので、小川テントの布団型シュラフであっても、結構硬さが気になる。私は腰痛持ちということもあって、多少硬くても平気だし、硬い方が良いと思っていたりするのだけれど、妻は普段ウォーターベッドに寝ていたりして、第一回目の車中泊ですでに音を上げてしまったため、昨年は、三山考えて、エアマット&ポンプに落ち着いた。今でも、それで大丈夫なのだが、いくつか問題がある。

  • ベッド展開時に、毎回マットに空気を入れなければならないのが辛い
  • バルブをちゃんと閉めたはずなのに、空気が抜けてぺったんこになっているときがある。(私の方だけ….原因は、寝相が悪いか、いい加減にバルブを閉めているかのどちらかで、マット自体は空気漏れは無い)
  • 朝、空気を抜いて、丸めて小さな袋に詰めるのが結構大変。しっかり空気を抜かないと袋に入らない。
  • 素材が滑るので、トイレに行ったり、動いたりしたときにずれたりしてちょっと落ち着かない。

どうしたものかと思っていて、ニトリの折りたたみのマットはやはり大きくていやだなと思っていたら、先日キャンプ(我が家は車の中で寝ます)に行ったときに友人(テント泊)が4cm厚のダブルの低反発マットが良いといって見せてくれました。たたむときには丸めるのではなく四つ折りくらいにしてポンと車に積んでいたので、これはいけるかと思って買ってみました。4cmはちょっと不安だったのと、車中泊なので高反発にして、高さは3cmにしました。

フリードの床面は丁度ダブルベッドサイズなので、ダブルを買ってしまいましたが、シングル2枚の方が良かったかもしれないと後で思いました。ただ、寝具2枚だとダブルよりかなり割高になりますから、やっぱりダブル買ったかな。

この手の商品は、日本製のはかなり高いので、某国性のを買いました。良い評価は日本語が怪しくて、悪い評価も結構ありますが、価格相応のものでした。車中泊用なので、それほど腰痛緩和とか期待していないのですが、せっかくなので普段は家で使おうと思ってしばらく使っていますが、結構良くて、気に入っています。

これにした理由は、収納袋がついていて車中泊で使うのに便利だと思ったこともあるのですが、そちらはまったく使えませんでした。送られてきたときは、半分に折った状態で丸めて圧縮されていましたが、収納袋は、折らずに丸めて圧縮せずに詰められるようになっているので、絨毯か!というほどでかいです。

なんか、先日友人に見せてもらったさくっとたたんでポンと車に積むイメージとは全然ちがっていて、畳んでも手を離すとダブルサイズに展開してしまいます。これはさすがに車に積めないなぁと思って、布団圧縮袋を買ってみました。

車の中で掃除機なんて使えないので、ポンプ付きの袋三枚セットで、1,380円也。終身交換保証付きです。(送料が気になる…)それで圧縮したときの写真は以下の通り。

このように、いったいどうやって車に積むんだ!と思っていたマットですが、圧縮袋で圧縮したら、「いけそうだね」と言うまでになりました。これで、車中泊時には、袋を開けるだけで、一気にベッドが作れてめでたしめでたし…..とはならないのが車中泊ですね。朝、車の中でこの圧縮作業をしなければなりません。まず、まっとを畳んで袋に詰めるのに一苦労、そのあとポンプ150回です。確かに到着時は無茶苦茶楽になりますが、朝の作業は、むしろ増えたような気もします。たぶんめんどくさくなって、一回展開したらそのまま後ろの席か荷室にぎゅっと押し込んで終わりかも。流石マットなだけあって、寝心地は良いですし、ずれることも空気が抜けることもありませんから、メリットは十分にあると思いますが、果たしてどうなるか。次の車中泊で試してみます。ちなみに圧縮袋用の電動ポンプも売っています。しかし、AC仕様ですし、袋に詰める作業は軽減されないのであまり魅力を感じません。実は、150回のポンピングですが、1分くらいで、それほど苦にはなりません。むしろ袋に詰めるまでが大変でした。

(追記)結局マットはやめたので、圧縮袋はシュラフに使う事にしました。最初に買った方の袋がかなり傷んできたこともあるのですが、シュラフをそれぞれ畳んで袋に詰めるのも結構面倒なので、2つ丸めて圧縮袋に突っ込んで空気を抜く方が楽です。空気をしっかり抜かなくても、袋に突っ込んで口を占めた状態で結構コンパクトになるので、空気はざっくり抜いておけば良さそうです。ただ、車内でいろいろやっているうちにちょっとでも引っ掛けると簡単に破れてしまうのが怖いです。いろいろ試しているうちに一つ切れてしまって、ほんのちょっとの傷でも圧縮袋としてはまったく役に立たなくなってしまうのは、圧縮袋の宿命ですね。メーカーでは終身交換と言っていますが、自分で引っ掛けて切ってしまったものまではダメでしょうね。エアマットみたいにパッチシールでも入っていると助かるのですが。

さて、このマットがダメだったら、またエアマットに戻るのかということですが、実はもう一つ考えているものがあって、もしかしたら、これが本命になるかもしれません。

非常に有名で、人気のあるマットですが、妻がこれの寝心地で満足してくれれば、これこそ最強だと思います。インフレータブルマットも、ロールマット(ヨガマットのようなやつとか)も、これと同じくらいコンパクトになるし同程度の寝心地かと思いますが、ロールタイプのものはどれも、朝丸めなければなりません。山とかキャンプだったらそれもそれほど苦労しないかもしれませんが、この「丸める」という作業、車の中だとかなり大変なんです。平らなある程度の広さの床が必要だし、体重かけて丸めないと袋に収まらないしで、もう大変。それにくらべると、このマットは、パタパタと畳んでゴムバンドで止めておしまいですから、非常に楽に思えます。値段も他のマットに比べたらすごく安いです。同種のもので6,000円もするのもありますが、大差ないという評価も多いですので、鹿番長のがいいかなと。袋は詰めるのが大変なので要らないです。布団圧縮袋もいらなくて、到着時も朝も楽だったら最強ですよね。あとは寝心地がどうかというだけです。

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